しばらくすると、フランがレオたちみんなを連れて戻ってきた。
皆、息を切らしていったい何事?



「ユ、ユキ・・・?」

「ど、どうしたの・・・?」

「フランが、お前の様子がと・・・」



レオがどこか戸惑うように側によると私の身体をまじまじと見た。
あ、もしかして足のことかな?



「うん。レオ、見てて・・・」



私はそう言って足を指さすと、ゆっくり足を動かした。
それを見てレオは、目を丸くさせると、私にガバッと抱きついた。



「わ、レ、レオ・・・みんな、見て・・・・」




肩越しにみんなの温かいまなざしで見てくる。
恥ずかしくて顔が熱い。




「す、すまん。嬉しくてつい・・・」




素直なそんな言葉に、嬉しくなる。




「ユキ・・・。お前。笑顔・・・」