え、え、え?
それって、あの私を浚ったあの男のこと?
レオ・・・あの事気にしてたの?
消毒って・・・。
そういえば、あの時私レオともしてたんだ・・・。
解毒剤を飲ませてくれるためだったけど。
でも、今のはそういうのではない・・・。
「・・・なんてな。ウソだ。今のはただお前がかわいいことを言うから」
「・・・え・・・?」
か、可愛い?
レ、レオなんかへん!
やっぱり最近ものすごく変!
「責任は感じる。どう考えても、お前を置いていくべきじゃなかった。その思いは消えることはない」
レオは私の隣にもう一度座り直す。
「お前のこととなると、余裕がなくなる。余計な雑念が入るから、正常な判断ができないんだ」
「・・・」
「なぜだろうな?」
色っぽい瞳を向けられ、私の心臓は煩く鳴り響く。
体中がポカポカ茹で上がりまるでゆでだこだ。


