「どうする?」
「・・・爆発物ではないようですね」
グレンが小包に耳を寄せ確認するが中から不審な音は聞こえない。
代わりに揺らすとカラカラと何かが転がる音が聞こえた。
「レオさま。いかがいたしましょう」
「開けろ」
「かしこまりました」
レオに確認を取ったグレンは、ゆっくりとその包みを開けていく。
包装紙をはぐと小さな箱がありその箱を開くと小さな小瓶が入っていた。
中にはスカイブルーの液体。
「なんだこれ」
ノアがその小瓶を取り出すと空にかざした。
その瓶には何の文字も書かれておらずただの透明な小瓶だった。
「手紙のようなものも入っていますね」
警戒しながらその手紙を取り出し開いた。


