「失礼します、レオさま――――・・・」



ガチャッと部屋の扉が開いてはいってきたのはフラン。
言いながら入ってきたところで私たちの状況を目の当たりにして言葉を止めた。




「わああああああ!!!!」




私は慌ててレオから離れる。
レオと抱き合ってるところ思いっきり見られた!!





「あ、す、すいません!」




フランも戸惑ってるし。
ああああああああ!!!




「ち、ち、違うの!これは!違うから!!!」




私はテンパってそう叫ぶと部屋を飛び出した。
な、なにやってんだろう、私・・・。


おでこを触られてドキドキしたくせに、今度は自分から抱きしめるなんて!