「レオ、・・・私は死なないよ。ずっと、レオの側にいるから」



レオの気持ちを聞いて、素直に出てきた言葉。
どうしてだろう。
自分の世界に戻りたいってずっと思ってたはずなのに。


今は、レオの側から離れたくない。



せっかく、私に少しだけ心を見せてくれたレオの側に。





「レオは、もう一人じゃない」




いたいと、思った。
震える手が、私の背中に回されギュッと抱きしめられる。
私を、受け入れてくれた―――――・・・。




「私が、レオの事守るから」




もう苦しまないで。
怯えないで。


もう、怖いものなんてないよ。




なにも、怖くなんてないよ。