私は、レオの自室に戻ってきていた。
もちろんレオも一緒に。

レオは後回しにしていた仕事を片付けている。


二人きりの室内。
なんだかドキドキしてしまう。



レオが変なこと言うから。



ヤキモチなんて・・・。
本当?




私はソファに座り、レオの背中を覗き見ながら考える。




レオが・・・まさかね。
だって、レオは女が嫌いだったんだよ。
それなのに・・・。

そりゃあ、女ってばれたけど側においてくれるって言ってくれて少しは近づけたのかなって思うけど・・・。




「なんだ、難しい顔をして」




レオがこちらを振り返り怪訝そうに呟いた。
いけない、ボーッとしてた。