スラムに連れられやってきたのはこの前もきた王の自室。
王は前回と同様座って迎える。
「あの、なんでしょう」
王はまじまじと私を見る。
ここに来て、まだ男の格好の私。
それに何の意味があるのか。
王は、ちらりとスラムに目配せをする。
次の瞬間、スラムが私の腕を掴みねじりあげる。
「な、なに!?」
そのまま後ろに引き倒され、片手で両手を纏められ地面に縫い付けられる。
スラムは表情を変えず、片手で私の服のボタンを引きちぎった。
露わになる下着。
「やめてっ!」
その片手でウィッグもはぎ取った。
「ほお、そなたの秘密はそれだったか」
王のあざ笑うかのような声が振ってくる。