本当に、護ってくれるのか。




本当に、生きていていいのか。





そんな風に、問いかけられているような気がしたんだ。






「何度でも言う!俺は、レオに生きてほしい!」





魔物が後ろからレオを襲いくる。
咄嗟に腕を引っ張り遠心力を使いその間に入ると剣を振り下ろした。
光になり散っていく魔物。





四方に意識を張り巡らせ、攻撃に備える。




ノアやフランたちも、必死にこちらに魔物の攻撃が向かないように戦ってくれている。
それでも、数の多さに手こずっている。




「くそ!貴様から死ねえ!」





標的を私に変え、魔物は私に襲いくる。
後ろから迫る魔物に気づくのが少し遅れた。