いつの間にかうとうととノアの肩にもたれて眠ってしまっていた私。
身体を大きく揺さぶられて目を覚ました。



「・・・ん?」

「おい、起きろ。そろそろレオさまでてくるぞ」




ノアの顔がドアップにあり、ドギマギしてしまう。
よだれが出ていないか口元を拭って確かめる。
よかった、大丈夫みたい。



「ごめん・・・。寝不足で・・・」

「別にいいけど、お前今男の格好なんだから。はたか見るとめちゃくちゃ怪しいぞ」

「えっ、あ・・・」




ノアに言われ、青ざめる。
そうだった!
睡魔でそんなこと考えられなかった。



というか、男の格好とかそういう事でもなく、男の人にもたれて寝るなんて!






「わ、悪い!」

「いいけど。落ち着け。怪しいぞ」

「う・・・」