やったんだ・・・。 私、この手で・・・。 ドクンドクン 頭の中に響く心臓の鼓動。 世界が、真っ暗。 「い・・・おい」 レオさまが、私を呼んでいるような気がする。 でも、膜がかかったように聞こえない。 ガクッとひざを折り、私の身体が倒れる。 それを受け止めてくれたのは・・・レオさま。 「おい、しっかりしろ」 その声にもこたえられず。 頭が、ボーッとして。 ダメだ。 なにも考えられない。