「チャーリー、今日は留守番なの。ごめん。」
当たり前のように着いてこようとするチャーリーを引き剥がして部屋を出た。
チャーリーは部屋の中で怒ってるだろう。
大好きなジャーキーを部屋の奥にほりなげ、その間に部屋を閉める、という手口に何度もかかるチャーリーが悪いのよ。
よくわからないモニュメントの前に、泉水はいなかった。
当然だ。まだ2時半だから。
私は、ピーコートのポケットに両手を突っ込んで、モニュメントにもたれた。
銀色の棒をねじったみたいなモニュメントは、コートを通してもひんやり感じた。
こみあげてくる笑いをうつむいてこらえていたら、肩を叩かれた。
思いきり笑顔で振り向いて、そこにいたのが泉水ではなく、知らない男の人だった時には本当にがっかりした。
「なにしてんの?」
そんなバカバカしい質問に聞こえないふりをして、何人かやり過ごした頃、ようやく泉水が向こうから走ってくるのが見えた。
「恵玲奈、ごめん。講義が延びて。」
泉水はそう言って、すまなさそうな顔をしたけど、私はそんなことより、初めて昼間に見る泉水に少し驚いていた。
当たり前のように着いてこようとするチャーリーを引き剥がして部屋を出た。
チャーリーは部屋の中で怒ってるだろう。
大好きなジャーキーを部屋の奥にほりなげ、その間に部屋を閉める、という手口に何度もかかるチャーリーが悪いのよ。
よくわからないモニュメントの前に、泉水はいなかった。
当然だ。まだ2時半だから。
私は、ピーコートのポケットに両手を突っ込んで、モニュメントにもたれた。
銀色の棒をねじったみたいなモニュメントは、コートを通してもひんやり感じた。
こみあげてくる笑いをうつむいてこらえていたら、肩を叩かれた。
思いきり笑顔で振り向いて、そこにいたのが泉水ではなく、知らない男の人だった時には本当にがっかりした。
「なにしてんの?」
そんなバカバカしい質問に聞こえないふりをして、何人かやり過ごした頃、ようやく泉水が向こうから走ってくるのが見えた。
「恵玲奈、ごめん。講義が延びて。」
泉水はそう言って、すまなさそうな顔をしたけど、私はそんなことより、初めて昼間に見る泉水に少し驚いていた。