届かぬ憶い

この日

私は”恋“というあり地獄に
足を踏み入れた

同じクラスには仲のいい幼馴染もいた。

黒板に貼ってある席順を確認し、
自分の席に座った

隣の席の人はどんな人かなーとか
女子で話しやすい人いないかなーとか
思ってて

実は本当緊張してた。
心臓がとんでいきそうなくらい。

前の席の女子とちょっとしゃべって、
そのあと記念写真のときも
何人かとしゃべって、
幼馴染と一緒に帰った。

そしたら、
「これお前の?」
って一人の男子に落し物をわたされた。

「ごめん誰?」
私はその子のことしらなかった。

でもその子は
「ぇ?同じクラスじゃん!」

そう言い、手をふって
走って男子の群れに紛れて行った。

自分の名前覚えられてる。
そう思いつつも、
次の日会ったら名前を確認しよう
そう決意し、家に帰った。