「髪の色的にも、金の国出身だよね」 「…ええ。そうよ」 きらきらと輝く金髪は、俺たちみたいな蒼髪からしたら憧れの的なんだ。 「この学校に転入してくるまで大陸の学校に?」 「…ええ」 「エイル…君も一緒に?」 「…」 無言は肯定を表す。 彼女の強く握られた拳をは、何を想ってるんだろう。 どうしてそんな辛そうな顔をするんだろう。