smile~わらって~


彼女は大きな目を
さらに大きくして驚き、
そして目を細め頬を赤らめ、

「ありがと。ルイくん。」

と、言った君。

…俺の胸がドキッと高鳴る。

それから彼女とはよく話すようになり、お互い下の名前で呼び合うようになった。

「さき…俺、
お前のこと…好きなんだよね…」

俺は放課後夕日の照らす教室で
日に日に大きくなってゆく
彼女への気持ちを打ち明けた。