そうした方が良い様な、
そんな気がしたから。
その時、
ノイさんが急に
私に言ってきた。
「ユイさんがピンチの時は、
いつでも俺が駆けつけますよ。
そして、ユイさんが助けを求めたときは、
絶対助けますよ。」
何でそんなことを
言ってきたのかはわからない、
だけど本当に嬉しかった。
二人を見ていると、
昔の思い出が
頭の中で膨らむようにして
浮かんでくるのだった。
それは、
夜に思い出すような
悲しい気持ちにさせるものではなく、
楽しい、
そう思えるものだった。
私はこの人たちになら、
気を許しても大丈夫だろう、
そう思えた。



