私たちが何も反応せずにいると、

ロイは慌てて

もう一度言った。


「すごい…だろ…?」


その言葉にノイが応えた。


「何が?」


「え!?俺文字作ったんだよ…?」


「暇なことしてるね…ロイは…。」


「何!?そんなこと言うなら、
ロイ文字の読み方教えてやらないぞ?」


ロイはノイに対して、

そう言ってみた。


「…いや……別に全然良いけど…。」


ノイのその反応に

ロイは慌てて言った。


「そんな風に言うなよ~。
まぁ教えるから聞いて聞いて……」


そう言って、

長い長いロイ文字の解説が

始まったのだった。