その疑問の答えは 一度も返ってくることなく、 私の心を締め付けた……。 今日も目を覚まし、 朝食をとってから 勉強の係りの者が 部屋に入ってくる。 勉強の係りの者は私に、 にっこりと笑いかけ 「図書館に行きましょう」 そう言って、 私の手を引いて 図書館に向かって 歩いて行った。 「いつもいつもお勉強では 心がお疲れになるでしょう? 今日はここで好きな本を 読んでください。」 そう言って、 私の手を離した。