確かに 危ないということはわかる。 だけど大人の判断もなしに、 何でこんなに 慌てていたのか 全然わからなかった。 でもどれだけ頑張っても、 大人の力には 全然及ばず、 通路の方には 進ませてくれなかった…。 それでも『その人』は あきらめずに 行こうとして、 兵隊たちと 争いになってしまった…。 その時も私は やっぱり何もできずに 怯えていた。 その時、 兵隊の一人が 私に触れようとしてきた。