そっか。 しょうがないんだ。 私が一人ぼっちなのは。 全部私が悪いんだ。 私は小さくうずくまって、 抱えた膝に 顔を伏せた。 そして静かに 目を閉じた。 眼を閉じても開けても、 ここには光なんてないから 同じだけど。 でも目を閉じると、 少しだけ落ち着いた。 昔から、 嫌なことがあった時は、 目を閉じて、 逃げていたからかもしれない。 そんな自分が 情けなく思えた。