ーー「おじゃましまーす」 「どーぞ。今日誰もいないからゆっくりしてってねー」 「うん。ありがと。」 「じゃあ、私の部屋で待ってて。飲み物持ってくるー」 「はーい」 陽華は下に降りていった。 私はなんだか落ち着かなくて少し歩いてみた。 「この部屋なんだろ?」 なぜか、この部屋が気になった。 覗いたりしちゃダメって思ってても、好奇心が勝ってしまった。 いいよね、少しくらい。 私はそーっと開けてみた。