2008年 初夏

朝7時
グラウンド 体育館 ダンス室
学校からは部活動の朝練の声や音が聞こえてくる。

私もその音の一人でしかなく、その音に特別耳を傾けるでもなく、グラウンドへ向かう。

いつもと何も変わらない、朝。
16歳の私は本当に何も考えず、ただ日々を惰性的に過ごしていた。