「好きな人がいるのに、言えるわけないじゃないですか…いいんです。
自分の気持ちは、心の中にしまっておきますから」
そう言って切なげに微笑んだ梓。
…そんな顔をする梓を見るのは初めてだった。
「…何の解決にもならないだろ?
好きなら、ちゃんと言ってくれ…
言ってくれた方が、助かる…。
俺たちの事を誰にも邪魔されたくないから」
…俺たちの事を誰にも邪魔されたくないから?…それって、どう言うこと?
俺たちって…大地と、…梓の事?
何かの勘違い?
…でも、勘違いじゃなかったら?
…邪魔者は、私?
…それ以上の会話は、2人には、なく。
そのままオフィスを出て行った。
私に気づかなかった。
その事にはホッとしてる。
気づかれたら、何も言えないから。
自分の気持ちは、心の中にしまっておきますから」
そう言って切なげに微笑んだ梓。
…そんな顔をする梓を見るのは初めてだった。
「…何の解決にもならないだろ?
好きなら、ちゃんと言ってくれ…
言ってくれた方が、助かる…。
俺たちの事を誰にも邪魔されたくないから」
…俺たちの事を誰にも邪魔されたくないから?…それって、どう言うこと?
俺たちって…大地と、…梓の事?
何かの勘違い?
…でも、勘違いじゃなかったら?
…邪魔者は、私?
…それ以上の会話は、2人には、なく。
そのままオフィスを出て行った。
私に気づかなかった。
その事にはホッとしてる。
気づかれたら、何も言えないから。