それから、笹野はクラスにも
馴染みだしてきた。

友達も何人かできたみたいだった。


「なぁー陽。」

「ん?」

「笹野ちゃん可愛いくね?」

昼飯中、光がいい始めた

ちょうど隣の席の笹野はいなかった

「まぁ、ブサイクではないな。
てか光。お前彼女いるだろ。」

「まーね。俺は彼女一筋ですよ」

「あっそ。」

勝手にしてろ…


「じゃ、俺席戻る。」

光は席に戻った

それと同時くらいに笹野さんが
戻ってきた。

「はぁー、迷いそうになったよ…」

俺の方をみて言う。
俺にいってんのか?

笹野さんの方を向くと
やっぱりこっちを見てた。

なんか言わないと……

「ど、どこ行こうとしてたんだ?」

「職員室!!まだ何がどこにあるのか
わかんない~……」

そりゃそうだよな……