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「陽~帰ろ?」

「まて、日誌書いてからな。
あと、黒板消してから。」

「もー!寝てるからそうなるんだよ!」

「わーかったって…」

俺は優璃と付き合っている。

がんと宣告されてもいつもと変わらず
笑顔の優璃。

まるでがんじゃないかのように。

「じゃ、私が黒板けしてあげるから
早く日誌書いてよね!」

ま、もう書き終わるけどな……

「おぅー」