高2の秋
優璃はこの高校にも慣れて。
友達にもたくさん囲まれるように
なった。
俺は相変わらず。
少し変わったと言えば、
前ほど学校に来るのが平凡と思わなくなった事かな。
「陽、おはよ!」
「はよ、」
優璃はいつも俺に挨拶する
ちゃんとした子だなぁといつも思う
俺は机に伏せるようにして寝る。
それと同時に先生が入ってくる
「今日は、来月にある球技大会の
チーム分けするからなー。決めとけよ」
球技大会……確か男子はバスケとサッカーで、女子はテニスとバレーだったっけな。
ま、俺はもちろんバスケだけど。
「陽ー、」
光が俺を呼ぶ
「あ?」
「もちろんバスケだよな?」
「当たり前だろ、バスケやらないでいられるかっつの。」
「だーよなー♪」
サッカーなんて嫌だね。
優璃は何をやるんだろう。
隣を見ると黒板をじーっと見つめてる