広がるシャボンの香り。 その爽やかな香りが眠気を誘う。 日当たりのいい縁側に、午後2時の日差しが心地いい。 うとうとしかけてると、だいたい入るんだ。 ……邪魔が。 落ちてくるシーツ。 まだ生乾きの不思議な匂い。 「……新でしょ?さーらーっ?!いい加減怒っ…」 振り向いて気付く。 悪戯好きは、父親譲りだけどまさか、犯人がその父親だなんて。