悪態少女の恋物語〜運命の人を見つけてください〜

｢俺たちといるときは、まるで自分を男みたいに偽って作る。でも深影の前だと、何もかも、全部足枷が取れたみたいに振る舞ってる。｣




｢ちょ、ちょっと待て｣



そこで翔希の会話を止める。

翔希の話の内容には不自然な所があった。

その俺が気に止めていることを、
海が問いただす。




｢作ってるって、偽ってるってどういうことだ？｣




｢え？お前らもしかしてあれが素だと思ってたの？｣


な…

どういうことだ？