見たかったテレビが終わったので、
俺はテレビを消して横になった。

「……いよいよ、明日なんやな。」

「緊張してるか?」

「……そら、ちっとはな。」

「まぁ、緊張しない奴はいないからな。
でも、リラックスしていけよ。
これが終われば欲しかったものが
手に入るんだからな。」

「……せやな。」

俺はそう短く返事をして目を閉じた。