バレンタイン*少しの勇気をください。



「嫌われたかと思った…」


「そ、そんなことあるわけない!」



あたしが東雲くんを嫌うことなんてない!


そう断言できる!



「でも避けられてたのはショックだった」


「ご、ごめんなさい」





東雲くんと同じ目線の高さで話せるようにしゃがむ。



そうすると、いきなり東雲くんに抱き寄せられた。