特別棟の階段を上っていく。 やばい! 今気づいたけど、上の階逃げ場がないじゃん!? そう気づいたあたしはそこの階の空き教室に急いで逃げ込む。 「鍵閉めなきゃ…っ!」 ガチャと後ろと前の鍵を閉めると、ガチャガチャとドアを開けようとする音が聞こえてきた。 「開けろ! 早く開けろ!!」 こ、怖い。