クラスメイトがこっちを見てきたので首を横に振った。 「東雲くん、ごめんね。 薔薇野さんトイレに行っちゃったみたいで」 そういってくれたクラスメイトに親指を立ててグーサインを送る。 それに彼女は笑顔を返してくれた。 「そっか…。 じぁ、薔薇野さんが戻ってきたら、また来るって伝えといてもらえるかな?」 「もちろん!」 それだけ残して東雲くんは教室から出て行った。