そんな朝の出来事はさておき、放課後になった。 みんなが鞄に教科書やらなんやらを詰めているのを横目に教室をでる。 「百合ー!また明日ー!」 ブンブン手を振るユキちゃんに小さく手を振りかえす。 そのまま東雲くんを探しに、五組に向かう。 「今日こそ、東雲くんの好きなお菓子を聞くんだ!」 それで、バレンタインに作ってお礼もちゃんと言うんだ!