「おっ?可愛い可愛いあたしの自慢の妹との百合じゃん。
どうしたん?」



二重の大きな双眼をあたしの方に向けてくるお姉ちゃん。



「…えっとね、化粧の仕方教えて欲しいんだけど」



いいかな?と、上目遣いでお姉ちゃんを見る。



「なになにー!
好きな人でも出来たのか、このやろー!」



それと同時にお姉ちゃんにヘッドロックをかけられた。



「ち、違うよ!
ユキちゃんがまずは見た目からって!!」



「ん?」




ちんぷんかんぷんだろうお姉ちゃんに、今までのことを詳しく話した。