すでに日は落ちて、空には満天の星が輝く。 貴方に会うのは今日が最後だけど、不思議と恐くなかった。 淋しくないと言えば嘘になる。 だけど、帰ってくる、と言う貴方の言葉が胸に響いてる。 私はお城へと戻る道をひたすらに歩いた。 何度も振り向こうとしたけど、振り向かなかった。 頭の中は貴方のことでいっぱいで、 だから、 お城でこれから何が起こるかなんて想像もしてなかったんだ。