家に運び、布団を敷いてその上に人を乗せる。そしてしぼったタオルを額の上に置いて布団のそばに正座した。
早く目を覚まさないかなー
パチッ
すると僕の願いが通じたのかその人は目を覚ましムクリと起き上がった。
そして僕の存在に気付くと視線を向けてくる。
「……此処は? てかお前は?」
「此処は僕の家だよ、そういう事で目を覚ましたならさっさと出てって」
と襟部分を掴み引っ張って外に出そうとしたらあたふたと慌てはじめた。
「ち、ちょっと!! いきなり状況が読めない奴を躊躇せず外に出すってどーよ!!?」
「どーって普通の反応だけど、あんた僕の家の前に倒れてたんだよ覚えてないの?」
僕の問いに、その人はキョトンとした表情を浮かべた後、顎に手をやり考え出す。
「ん~~~……覚えてないな」
「あそ、んじゃ今後こそ出てって」
再び襟部分を掴み引っ張っていくと、その人は再び慌てだした。
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