『ぐしししし。』「死ね。」 『小百合に褒められた。』「うざい。」 『可愛いって言われた。』「話を盛るな。」 ニタニタと緩む頬を抑えながら渡り廊下を渡りきり、やっと自分の教室に着いた。 と、同時に「お前ら!!そんな所にいないで自分の教室に戻れ!!!」という体育教官の1声で渡り廊下の人が散り始めた。 「待っとけばよかったね。」『ほんとだよ。』 思わず小百合と顔がげっそりしてしまったのはいう由もない。