「鈴、起きろ」


「………」


「鈴。りーん」


「んっ…なお…?」


「朝だ、起きろ」


「え~まだ寝たい…」


「お前、昨日のこと忘れたんじゃねーよな?」


「へ?…きのう…?」



オレが睨みながら、鈴を見下ろすと
ハッとした表情をした後、布団の中に顔を
隠した…



オレは鈴の上に馬乗りになって
布団を剥いだ!



「きゃっ!?直、寒い~」


「寒いじゃねぇ。

昨日、運んでやったの誰だっけ?」


「直さまです」



にやっと笑いながら、鈴の口にキスを
落とした。