トライアングル~番外編~

「淳くん」


「あー…さっき話した人。

鈴のこと話したら、見てみたいって」


「初めまして、如月 鈴です」


「初めまして、すごい可愛い」


「だろ?話した通りだろ?」


「うん、わかった。

彼女のこと、幸せにしてあげなね」


「あぁ」



彼女はにこにこして、話を聞いていた。



彼女が本当に羨ましいと思った。



私が、入り込む隙間は全くなかった。



「あーあ。好きな人見つけなきゃなぁ」



淳くんと彼女と別れて、空を見上げながら
呟いた。