課長、ちゃんと聞いてください。

「………でもさ〜、まだ手もつないでないのに〜、結婚なんて〜………」











「…………は?」






佐々木がぽかーんと口を大きく開いた。





その直後、今度は顔じゅうをくしゃくしゃに歪めて、ぎゃはははっと爆笑しはじめる。






「ははははっ、なんだよお前、中学生かっ!!」





「…………ごもっとも〜」






俺は顔を覆ってこくりと頷いた。




確かに、二ヶ月もたって手もつなげずにいるなんて、今時の中学生もびっくりだろう。






「………でもさぁ、その子ねぇ、ほんっとーにピュアピュアなんだよ〜、真っ白なんだよ〜、可愛いんだよ〜。


あんまり純粋だから〜、俺なんかが気安く触れてもいいのか〜?なんて思っちゃうんだよ〜………」