「亮~ちさちゃん離してあげなさい!」



「やっ!俺の千咲なの!」



幼稚園児みたい…



「スースースー」



あれ?



『これ…寝てます?』



「寝てるわね…」



『「…」』



「取り敢えず、寝てる間に離れようか」



『そうですね』



抜け出そうとすると、案外簡単に出ることができた



「朝食作ったけど食べる?」



『あっ…頂きます!』



「じゃーリビング行きましょうか
多分亮はあと20分位しないと起きないと思うから」



『はい』



それからご飯を食べて、制服に着替え、朝の報道番組を見ていると…


バンッ

と、勢いよく扉が開いた