Words of farewell...



『ねぇ、今の話何?病院って?』



「全部…聞いてたの?」



全部かは分かんないけど、充分話を理解できる程度聞いたので、私はコクンと頷いた

すると…



「誰にも言わないって約束できる?」



と、聞いてきた



『うん』



もちろん人の秘密をバラしたりはしない



「中庭いこうか…亮くんはここで待ってて」



そうとう重大な話なんだろう

今の季節、一番人が来ない中庭へと足を運んだ



「まず、私…病気なんだ…」



『えっ…なんの…?』



なんとなく分かっていたけど、動揺を隠せなかった



「“癌”」



でも癌なら



『治るよね?』



「…。」