『私は、あと少しでこの世を旅立ちます
残念だけど、多分卒業式まで生きていられないと思う』



すると

バンッ

と机を叩いた亮くんが立っていた



「そんなこと…言うな…っ」



『でも…受け止めなきゃいけないことだから』



「そんな簡単に死を覚悟するな!
千咲にはこんなに涙を流してくれる友達がいるんだぞ?!」



気づけば、男女問わずみんなが涙を流していた

途中で急にみんなの口数が減ったのは泣いてたからか…



『もう私には時間がないの!明日にはベッドから起き上がれないかもしれない 喋れなくなるかもしれない 明日には…心臓が止まるかもしれない…』



「そんなこと起こるわけ『ないって言い切れないでしょ?』



私の命は脆い…