重たい身体を引きずり、席についた



「さっきより顔色悪いけど、無理してない?」



『大丈夫…今日で終わりだから』



それからも先生の話を聞く余裕もなく、SHRは終了した


私は廊下にでて、進路相談室に足を運んだ



「話って病気のことだよな?」



やっぱ分かってたんだ



『はい 実は私が学校に来るのは今日が最後なんです
なので最後に…私に時間をくれませんか?』



「時間?」



『はい みんなの前でしっかり伝えなきゃいけないことがあるんです』



これは凄く大事な私の役目



「分かった…六時間目の学活の時間を後藤にやる
伝えたいことは全部伝えなさい」



『ありがとうございます』



「ただし!」



『えっ?』



「それまで保健室で寝てなさい」