私が一番最初に箸を伸ばしたのは、もちろん肉じゃが



『ん~おいひー』



「ちゃんと食べ終わってから喋りなさい」



『はい…』



「美味しいです」



「あらっ 夏川君も遠慮しないで食べてね」



「はい!ありがとうございます」



それから私達の会話は終わるどころかどんどん盛り上がり、お父さんが酔いつぶれたのと同時にお開きとなった



「じゃー僕帰りますね」



『ごめんね…こんな遅くまで…』



外はもう真っ暗だ