「しししし紫苑!今日一緒に帰ることになりました!」 「…よかったわね」 その優しい笑顔に緊張が解けて ぎゅうっと抱き付いてしまった。 「わぁ!ちょ…紗彩?」 「どうしよう…心臓持つかな…」 「あははっ!そんな心配!?」 だってぇ… 結構な距離から話すのも緊張するのに… 隣を歩くなんて…! 「はっ!私なんかが隣歩いていいのっ!?」 「また"なんか"次言ったら鳴瀬に紗彩の失敗全部話すわよ」 「なっ!だめぇ!」