love of curse

「お…お前…それ…」
「え?」
「『え?』じゃねぇよ!顔に…変なヤツ…浮かんでるんだよ!」
私は近くにあった窓で自分の顔を確認したら、お母さんから聞いていた呪いの模様が浮かび上がっていた…。
「嘘…」
「お前…怖…!」
啓太は怯えて、走り去ってしまった。
その日から啓太は私を避けるようになった。
私は、初めて呪いが出たショックと啓太に避けられたショックのダブルパンチでしばらく学校に行くことが出来なかった。お母さんはずっと私の側で泣いていた。

「あの日の感情さえなければ、こんな呪いにかかることなかったかも…」
「夏愛…大丈夫よ、私がいるから…大人になるまでそばにいるから!」
「ありがとう璃子ちゃん」