love of curse

-学校-
「あ、そうそう夏愛、今日転校生が来るらしいわよ」
「えっ!?」
「男じゃないことを祈るばかりね、性別はまだわからないし」
「うん…」
はじめて呪いが出たのは8歳の時。
確か小学3年生の夏休みだった…
-7年前-
「夏愛!俺様の相手しろ!」
近所の友達の啓太とサッカーをしていた。
「いいよ!私が勝つけどね」
「吠えづらかくなよ!」
宣言通り、私が勝って啓太は悔しがっていた。
でも、その後…
「負けんのは悔しーけど、お前とサッカーすんの楽しい!また相手しろよな!」
あの時、いつもは見せない笑顔を私に向けた。
その笑顔を見て初めて啓太を男の子として意識したんだ。でも、その時…顔に呪いの紋章が浮かび上がってしまった…
そう…呪いが始まっちゃったの…