場所は屋上だった。



「ここは……」




あたしが呟くと、大雅クンが頷いた。






「俺が振ったトコ…」



「…うん」






「でもそれはもう2度とないから」



あたしにとって、この屋上で恋は叶わないと思っていた。






それにトラウマだった。



だけど、大雅クンがここに連れてきてくれた。