涙色のバレンタイン。







柚樹に聞けるわけもなく。



ただ、他愛のない話をしていた。

そんな時病室が開いた。




そこには写真に写っていた、大雅クンがいた。





「……菊」






柚樹が立ち上がって、病室から出て行った。




泣きそうな声をした大雅クンがこっちに歩み寄ってきて。


きゅっと抱きしめられた。






本当に安心した。





「ほら、これ」