涙色のバレンタイン。







「あ……、失くしてたピンだ」



ピンク色の、ピン。


それは大雅クンから貰った物だった。




「でも…捨てていいよ?」






「え?」



戸惑う柚樹クンだったけど、あたしは笑みを見せる。




「もうそれ……、持ってたくないの」